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January 6:  A Day Without Pu/mbaa  (プンバのいない日)

 

  “Mmm!” said Ti/mon. “Breakfast time!” T/imon was showing Si/mba how to catch some very sneaky bugs in the jungle. “Too bad Pu/mbaa has to miss out. I haven’t seen him. Have you? Ooh! There’s a good one!” Ti/mon crouched behind a log and was about to pounce, when---

「う~ん。」とティモンは言いました。「朝ごはんの時間だ。」ティモンはシンバに、ジャングルの中をちょろちょろ動き回る虫たちの捕まえ方を教えているところでした。「プンバが来られなかったのは残念だったな。彼を見かけなかったんだけど、君は? おおっ、美味そうなやつがいる!」ティモンは丸太の後ろでかがみこみ、すばやく虫を捕まえようとしてーーー

 

“AAAHHH!” Pu/mbaa swooped out of the trees, swinging wildly on a vine. He crashed straight into Ti/mon.

「わああああ!!!」蔓にぶら下がったプンバが勢いよく揺れながら、木々の間から飛び出してきました。そしてまっすぐティモンにぶつかりました。

 

  “Ooops! Sorry, Ti/mon,” Pu/mbaa said.

「おっと。ごめんよ、ティモン。」プンバは言いました。

 

  “Sorry?” shouted Ti/mon.

「ごめんよ、だと?」ティモンはわめきました。

 

  “It wasn’t on purpose,” Pu/mbaa said.

「わざとじゃなかったんだよ」とプンバは言いました。

 

  “You never do anything on purpose,” Ti/mon replied. “You’re a disaster! You couldn’t catch a bug if it flew into your mouth.”

「おまえが わざと何かをやるなんてないもんな。」とティモンは言い返しました。「おまえはただいるだけで、めちゃくちゃなんだから。虫だってむこうからおまえの口に飛び込んできてくれなきゃ一匹も捕まえられないだろうが。」

 

  “That’s not true!” Pu/mbaa protested. “I’ll prove it.” The clumsy warthog lunged for a grub, only to fall headfirst into a puddle. Mud splattered Si/mba and Ti/mon from head to toe.

「そんなことないぞ!」プンバは怒りました。「そうじゃないって証明してやる。」おっちょこちょいのイボイノシシは芋虫に突撃しましたが、頭から水たまりに突っ込んでしまいました。シンバとティモンも全身に泥を浴びてしまいました。

 

  “That’s it!” cried Tim/n. “I’ve had it!”

「ほれみろ!」ティモンが叫びました。「もう我慢ならねえ!」

 

  Pu/mbaa hung his head. “It would be better if I just left,” he said. And with that, he plodded back into the jungle.

プンバはうつむいて「おれなんかもういなくなっちゃった方がいいんだな。」と言いました。そして、とぼとぼとジャングルの中に戻っていきました。

 

  Just then, Si/mba saw lightning. He looked up at the threatening clouds. “Ti/mon, we can’t let him go!”

ちょうどその時、シンバは雷光が走るのを見ました。空には荒れ模様の雲が見えます。「ティモン、このままプンバを行かせるわけにいかないよ。」

 

  But Ti/mon was too mad at his friend to worry about him. He went back to bug hunting.

けれどティモンはあまりに腹を立てていたので、もうプンバを心配する気になれませんでした。また虫探しを始めました。

 

  The storm came and went. And then so did lunchtime----but still, no Pu/mbaa.

嵐がやってきて、去っていきました。同じく、お昼ご飯の時間も過ぎていきました。ーーーでもまだプンバは帰ってきません。

 

  “You shouldn’t have been so hard on him,” Si/mba said. “I wonder if he’s OK.”

「あんなに厳しくしなきゃよかったのに。」とシンバは言いました。「大丈夫かな、プンバ」

 

  “He’s fine,” snapped Ti/mon. “Besides, he walked out on us, remember?”

「平気さ。」ティモンはぴしゃりと言いました。「そもそも、あいつの方から俺たちをおいてったんだよ。そうだろ?」

 

  Just then, the friends heard a rustling sound coming from the riverbank. Wham! Pu/mbaa tumbled out of the jungle, knocking into Ti/mon and Si/mba. All three of them crashed into a large tree trunk. Pu/mbaa had brought bugs for his friends, but they went flying into the air.

ちょうどその時、二匹は川岸の方からがさごそいう音を聞きつけました。ドーン!とプンバがジャングルから転がり出てきて、ティモンとシンバに激突しました。三匹はそろって大きな木の幹につっこんでしまいました。プンバはティモン達に虫を持ってきてあげたのですが、全部、空へ飛んでいってしまいました。

 

  “I’m back!” Pu/mbaa said.

「俺、帰ってきたよ!」とプンバは言いました。

 

  “So we see,” mumbled Ti/mon, trapped under the warthog.

「見りゃわかるっての。」とティモンはイボイノシシの下敷きになったままぶつくさ言いました。

 

  Embarrased, Pu/mbaa stood up. “I came back to say I missed you,” he said. “But now look what I’ve done! I’m the worst friend ever.”

照れたようにプンバは立ち上がりました。「みんながいないと寂しかったって言いたくて帰ってきたんだよ。」とプンバは言いました。「だけど、おれ、またやっちまったね。おれってマジ最悪の友達だな。」

 

  “Now, wait one minute!” cried Ti/mon. “That’s just not true!”

「おい、待てよ。」とティモンは大きな声で言いました。「そいつは違う。」

 

  “You’re a wonderful friend, and we missed you, too!” Si/mba said. “Welcome back.”

  “We even missed your disasters,” Ti/mon added. Pu/mbaa smiled.

「君は素敵なともだちだよ。僕たちだって君がいなくて寂しかったんだ!」とシンバは言いました。「おかえり。おまえがしでかすめちゃくちゃだって、なけりゃ寂しいもんでね。」とティモンが付けくわえました。プンバはニッコリしました。